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1999年2月20日 (土)

見にけぇへんの・神戸…21世紀へのかけ橋…

アッと言う間の出来事だった。神戸は大地震に襲われた。ほんの一瞬が多くのいのちを吸い込み、大切なものを奪い去った。嘆き悲しみと悔しさのどん底に叩き落された。そしてそこには絶望しかないと思っていた。

しかしそれは違っていた。人々は不思議な体験をした。こんなに破壊され毎日瓦礫の山を見て暮らしていたのに、なぜかしら心がやさしくなっていた。お互い声を掛け合うことが何のためらいもなくできた。まちづくりの第一歩がはじまっていた。

「まちづくりはダチづくり」が合言葉だった。ダチには国籍や宗教、文化や習慣の違いの壁はなくなっていた。まだ見ぬまちをひたすら創りはじめた。地震は古い価値観を滅ぼし、新しい価値観を生み出しはじめた。

がむしゃらに走ってきた3年。石の上にも3年というのに、それでも現実は厳しかった。不安と寂しさの中に戻ってしまい、疲れ果て、自分自身を見失いかけた4年目でもあった。
地震から5年目に入った。色んな問題や課題を残しながらも、地震以来、神戸は21世紀の未来を見て確かに歩き始めた。

来年のことを言えば鬼が笑うかもしれないが、神戸の5年間を東京へ持って行こうと思っている。題して「神戸からこんにちヮ。1.17 eve in TOKYO」。地震の中で‘21世紀の未来をちょっと見た神戸’をつたえたい。神戸を語ることは21世紀を語ることそのものだ。そんな神戸、見にけぇへんの。

神田裕
ソウル・フラワー・モノノケ・サミット機関紙(1999/2)
cf:「神戸からこんにちヮ。1.17 eve in TOKYO」は実現しなかったです。

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