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1999年5月

1999年5月16日 (日)

被災地のボランティア活動

NGO(市民活動)が少しずつ力(夢)をつけてきたと思ったけど、やっぱりちゃうなぁ。GO(行政)も信用なんてしてへんし、育てようとも思うてへん。便利に利用するだけや。NGO(ボランティア)の言いなりにならんようにとあたかも言いたそうや。震災で失いかけた力(威信)を取り戻すことがどうも仕事のようや。大人の関係には程遠い。もしかしたらこっちもへたするとGO(権力)と一緒にするのが力(継続)やと思てたのかもな。違うわなぁ。もっと力(体力)をつけなナァ。NGO(心)がすたれんために…。

と、ついつい愚痴をこぼしてしまう今日この頃だ。

震災後、被災地でよく活躍したのはボランティア(NGO)だった。確かに一人ひとりの優しさが被災地を勇気づけてきたことは誰も否めないことだ。行政(GO)もそのことはよく知っているはず。でも、よう育たないし、よう育てない。管理下になければ支援できない、といったところか。NGOがまだ幼いのか、それともGOのプライドが邪魔するのか、信頼関係ができるのはまだまだ先のことのようだ。ボランティア(NGO)はあの時のことであって、日常へはなかなか引き継がれては行かない。育ち方が見つけられない。

被災地内のボランティア団体(NGO)のひとつに「たかとり救援基地」がある。震災時に駆けつけて来たボランティアの人たちによって作られてきた。今現在は「コミュニティーFM放送局・FMわぃわぃ」「神戸アジアタウン推進協議会」「神戸定住外国人支援センター」「アジア女性自立プロジェクト」「パストラルセンターたかとり」などの各団体が同じ敷地内で活動を続けている。ここもこれからの育ち方が大きな課題だ。

震災5年目の今年、その第一歩としてNPOで法人格をとり、「救援基地」は「たかとりコミュニティーセンター」となる。今のところ法人格を取ったところで、育ち方に大きな進展が生まれるわけではないが、大事なことがひとつある。それは法人の構成メンバーだ。各NGO団体、地元地域まちづくり、地元の外国人学校、教会など。内容は「NGOを育てるNPO」をつくるということになる。具体的なことは見えてこないが、気持ちだけは一歩進んだようだ。

現代社会にとってあらゆる分野でますます必要とされるボランティア(NGO)。本当の意味での生きることの豊かさを生み出して行くこの大事な要素をこの社会がどう育てて行くかによって21世紀が創られてゆく。

GOだけでは豊かな社会は育たないのとちゃいますか。

神田裕
朝日21関西スクエア(1999/05)

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