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1999年8月 2日 (月)

990802 ゲリラのこと

ここのスラム街(村)にくる理由の一つにゲリラが怖くてと言うものがあったが
それはコロンビアに来る前からの自分にとっての心配事のひとつでもあった。

そこでゲリラについて聞いてみることにした。

コロンビアのゲリラは大きく分けて三つある。
左翼系のゲリラはFARCとELNの二つと
右翼系のゲリラのPARAMILITARである。

FARCは共産党とのつながりが強く1950年代から活動を始めている。
リーダーは農民で実際に戦っている人たちは15,6歳の若者たちである。
12歳の女の子もいる。
みんな貧しさの中でゲリラに入ってゆく。ゲリラに入ると給料が出るからである。
彼らの財源はおもに麻薬である。

しかし、ゲリラと麻薬は直接には関係ない。
麻薬にはちゃんと麻薬組織(コロンビア・マフィア)がある。

麻薬組織は貧しい農民たちにコカの葉を栽培させる。
それを売ることで農民たちは生活費をかせぐ。
それを工場で精錬してアメリカなどへ輸出しているわけだが
その畑を狙って政府が攻撃を仕掛けてくる。
つまり農薬を蒔いてしまうわけだ。
そこでゲリラたちがその防御に使われるわけだ。

ELNはキューバ思想を持ったゲリラであり1960年代に組織された。
元カトリックの神父がたくさんいた。
当時キューバの革命が成功し
この思想によってラテン・アメリカの貧富の差をがなくすことができるだろうと
おもに大卒の知識人や中産階級の人たちで組織されている。
彼らの財源はおもに人質の身代金である。

PARAMILITARは1980年代に組織された。
リーダーはカスタニョという人物だが
彼の父はFARCに誘拐され殺されるという経験を持つ。
いわゆる左翼ゲリラに対する自衛団のゲリラだ。
バックアップは大農園の地主たちである。

FARCはコロンビアの南部に
ELNはコロンビアの北部に
そしてそのまた北部にPARAMILITARのゲリラたちがいる。
そのゲリラたちはボゴタのような都会にも進出してきている。

今朝(8/2 月曜日)の朝刊のトップに昨日の事件が載っていました。
ゲリラのテロです。場所はアンティオキアで死者は19名出たそうです。
写真で見えるようにひとつの町が破壊されています。

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ここは町ですが
これじゃエルセレムに逃げてくるわなと思った。
エルサレムはゲリラに関しては安全です。

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