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2007年6月10日 (日)

地域のみなさま

<参照.>http://nodakita-furusato.net/kawaraban/0074.pdf

カトリックたかとり教会は5月26日にようやく竣工式を迎えることができました。これまで長きに渡ってご近所の皆様に色々とご迷惑をおかけしてきましたことをお詫びします。またそれと同時にこれまで見守っていてくださったことに心から感謝いたします。
この教会は1927年に現在の海運町3丁目にフランス人の宣教師によって建てられ今年でちょうど80周年を迎えました。1950年には教会内に幼稚園ができ地域の皆様と共に歩むことが出来ていましたが、1980年代の半ばに廃園となってからは地域との関わりもほとんど出来なくなってきていました。1995年1月17日の阪神淡路大震災で一部の建物を残し全壊全焼となりました。早期の教会の再建を望む声もありましたが、「まちが復興するまでは教会は建てない」との方針の下、被災地の救援基地として、またまちづくりの拠点として全国から何万人もの多くの人たちの応援の中でこれまで歩んでくることができました。その間、長田のまちづくりのためのコミュニティFM放送局「エフエムわぃわぃ」も立ち上がり、現在10カ国語で放送されています。
1999年9月21日には台湾中部で大地震がありました。それ以来、この野田北地域は台湾の被災地の人たちとの交流を深めてきました。神戸の震災直後にたかとり教会内に建てられたまちづくりのための集会所「ペーパードーム」は地域のみなさんの協力の中、交流のシンボルとして移設されることなり、今年の9月21日に台湾現地で竣工予定です。
新しいたかとり教会の建築は、そのペーパードームを考え出した同じ建築家によって建てられました。斬新な形の建物は、実は教会の人たちも驚いています。「ここに新しいショッピングモールができるのですか?」と尋ねられるぐらいです。外見は従来の教会の姿ではなく大きな倉庫が出来たのかと思われますが、中に入ると芝生の中庭を中心に建物全体が広がりを見せ、その空間は人の心を和ませます。
今回の教会建築のテーマは「閉じられていて開かれている」でした。騒音などでご近所に迷惑をかけないように閉じられていなければならない、それと同時に地域の人たちがまちづくりのための交流のスペースとして活用してもらえるように開かれていなければならない。その相反するテーマを形にすればこのようなものになってしまいました。
たかとり教会はもちろん宗教施設です。ただこの広い敷地を数少ない信者のためだけに活用するのはもったいない話です。教会とは本来は「会員制クラブ」ではなくて、地域にあってまちづくりやひとづくりに貢献できる「大衆食堂」のようであるのが教会の本来の姿だと思っています。
これからも豊かな地域社会が育まれますようにこの教会もいろんな形で協力してゆきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

カトリックたかとり教会
神田裕

わがまち野田北かわらばん74号原稿 (2007/06/10)

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