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2008年11月25日 (火)

紅粉船長

兵庫県基督教連合会の理事会と総会が神戸聖ミカエル教会(聖公会)で行われました。総会の後いつも研修会がありますが、今日の講師は紅粉勇(べにこいさむ)さん。彼は神戸市須磨区に在住です。
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彼は元船長。今からちょうど25年前の1983年に北朝鮮で拿捕され、1990年10月に解放され帰国するまで約7年間抑留されていたのでした。
日朝間を貿易のために往復していた第18富士山丸という船の船長でした。1983年11月に北朝鮮の南浦港を出発して日本に向かっている時に船内に北朝鮮の密航者を見つけた。すぐに入管に連絡。入管からは「日朝は国交がない。密航者を送還すること。費用は会社が負担。」という誓約書を書かされる。積み荷を降ろし、送還するために再出発となったが、その密航者は亡命申請をし連れて行けなくなった。船は密航者を乗せずにそのまま業務命令に従って北朝鮮へ向かい、南浦港に着いたところで取り調べを受け、そして船長らはスパイ容疑で不当逮捕となったのでした。
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恥ずかしながら私はそのことをよく知らなかったんです。講師は話をしながら、いろいろ苦しかったことやその中で掴んだ生きる喜びなどを思い出すのか、涙なしには語れませんでした。絶望の淵に立った人が自ら掴んでゆく生きることへの執念。心を打ちました。
彼はプロテスタントの信者さん。そんなに熱心ではなかったそうだが、監禁中、軟禁中はひたすら聖書を読み、「ことば」に出会っていったそうだ。その「ことば」によって生きる勇気を得てゆくのだそうだ。彼を支えた3つの「ことば」をあげられていた。

「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28:20)
「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。」(ヨハネ14:1)
「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。」(ローマ5:3-5)

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