新型インフルエンザ対応解除のお知らせ
教区からインフルエンザに関しては3つも出ましたが4つ目で〆となりました。
起承転結と言いますが今回は起転承結だったかな?
2009年6月9日
教区の皆さま
大司教 池長潤
新型インフルエンザ対応解除のお知らせ
+主の平和
皆さまには、今回の新型インフルエンザに関して、現場で賢明な対応をしていただいていることを感謝します。教区は、結果的に3回にわたる通達を配信し注意を呼びかけてきましたが、現在は各自治体でも相次いで「安心宣言」を出しており、教区としてもこれまでのすべての緊急措置を解除し、通常の状態に戻したいと思います。
今回、「新型インフルエンザ発症」という事態が連日のように報道される中で、教区としてミサの有無に関してまで判断せざるを得ない状況に陥ったことは初めてのことでした。状況が落ち着いてくるにつれ、この間私たちが取ってきた判断と対応はどうであったのかを今、吟味する必要性も感じてきています。
九州薬害HIV訴訟原告・弁護団は先日、新型インフルエンザ対策と報道に関して緊急アピール(2009年5月21日)を出しました。その中に、「(新型インフルエンザ)感染者は、何よりもまず『治療を必要としている患者』として扱われるべきであり、『社会防衛の対象としての(排除すべき)感染源』として扱われるべきではありません」との指摘があります。かつてのハンセン病、HIVなどの感染症の患者に対する差別や偏見の事実への反省が本当に生かされているだろうかとの指摘です。
私たちは、特にかつて同じような状況下で差別されてきた人たちのこうした声を謙虚に受け止め、福音の視点から今一度、振り返ることは大切なことでしょう。今後、同じような状況に起こった時に、行政や地域からの要請に従うことを前提にしながらも、教会としての視点をはっきり持った対応をとるための参考にしたいと思います。
この手紙を持って大阪教区としての新型インフルエンザ対応を解除しますが、日本でも世界でもまだまだ流行しています。特に病気になられた方々への早い回復を祈ると共に、彼らに対する暖かい配慮がなされるように心から祈りましょう。
【訂正のお願い】
昨日送付いたしました「新型インフルエンザ対応解除のお知らせ」の文書で、「安心宣言」とすべきところ「安全宣言」となっておりましたので、この文書と差し替えをお願いいたします。ちなみに、安全宣言は厚生労働大臣の権限で発せられるもので、まだその宣言は出されていません。
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