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2014年1月

2014年1月15日 (水)

たきび120号

たきび120号(2014/1/17)

 

「1.17追悼と新生の祈り」

 日時:2014年1月17日早朝5時半~

 場所:カトリックたかとり教会

5時30分 聖歌、聖書朗読

5時46分 黙とう

      焼香(般若心経、サルベレジナ)

6時10分 交わり(豚汁)

 

震災から19年がたちました。朝が早いですがご一緒に教会で祈りのひと時を持ちましょう。当日は毎年のように十数名の僧侶の方々と共に祈ります。今年は東北の被災地から小学生たち十数名が参加します。

 

<たかとり救援基地>

忘れないようにしたいです。南相馬の仮設住宅の方との交流を通して心が痛むことがあります。未だに消息のわからない方の遺族の方々にとってなかなか忘れ去ることができないことでしょう。また、時が経つにつれ置かれている状況・立場・思いが違ってきてお互いに心を開くことができず、かえって対立を生みだしている雰囲気の中で将来が見通せず暮らしておられることを伺っています。家族と共に暮らせず、元の家は荒れ放題で戻れない苦しみを背負って暮らしておられます。やっと復興住宅への一部入居が始まり、当たったと知らされてもそれは土地だけで住宅が何時建つのか分かりません。それは7年後の東京オリンピック関連工事で、建設業者は東京に集中しているからです。職人や、資材不足などで見通しがつかないのです。仮設住宅でお世話をされている方いわく「このことをみなさんに知らせてほしい」とのことでした。一人ひとりが共に痛みを共有することしかできません。津波で集落ごとガレキの山となった宮城県石巻市牡鹿(鮎川・十八成・小淵)地区のおばちゃん達が一目一目丁寧に心をこめて編みあげた「お魚エコたわし」を紹介いたします。食器やお風呂洗いなど、洗剤なしで温かいお湯で洗うと油汚れもよく落ちます。自立の足がかりとして笑顔で頑張っておられます。アクリル毛糸の素材協力・販売協力を願っておられます。1つ300円です。

連絡先:牡鹿エコたわし工房“海だより”TEL&FAX0225-45-2562

Mail:m.cecillia.n@docomo.ne.jp

スズキ ミチコ

 

<エフエムわいわい>

新年おめでとうございます。阪神淡路大震災で生まれたFMわぃわぃはこの1月17日が過ぎると19歳になります。いろいろな人達に支えられ、助けられ、この長い年月を歩んできました。三年前の東日本大震災の後に、阪神淡路大震災当時のFMわぃわぃのような災害ラジオ局がたくさん誕生し、大震災から二年十ヶ月が過ぎた今も半数の15局が復興ラジオ局として活動を続けています。そして、そこで活動している人達は異口同音にこう言います。「私はラジオがやりたいのではないのです。津波でズタズタになったコミュニティをこの道具を使ってつなぎとめ、取り戻したいのです」FMわぃわぃも阪神淡路大震災の直後に同じ思いで活動を始めました。そして、今もその気持ちを大切に活動しています。でも実は一丁前なことを言っていても、まだまだ未熟な部分がたくさんあるのも事実です。それが可愛いと言ってくれる両親や祖父母のような心優しい方々に囲まれてのびのびと育ちましたが、いよいよ来年は成人式を迎えます。FMわぃわぃがどういう成人を迎えることができるか。この一年は多くの仲間達と成人後のFMわぃわぃの姿について真剣に考えて、一緒に形づくっていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

ヒビノ ジュンイチ

 

<AMARC>

昨年12月に約四年ぶりとなる世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)アジア太平洋地域大会が韓国のソウルで開催され、アジア太平洋の17の国・地域から300名近いコミュニティラジオの仲間達が四日間にわたって一緒に時を過ごしました。日本からもFMわぃわぃをはじめ、東日本大震災の被災地の災害エフエム局など十名が参加し、それぞれの経験や知識を、国境を越えて共有する場とすることができました。この大会で意義深かったことの一つが、韓国、中国、日本の東アジアのコミュニティラジオの仲間達が連日集まって対話、協働、ネットワークづくりについて輪になって話をする機会を持ったことです。東アジアのコミュニティラジオ局が共同でキャンペーンの番組をつくろうという話になった時に「テーマは?」と尋ねたら、韓国の仲間から即座に「平和!」という声が上がりました。それは、本当に切実な思いからの声でした。政府レベルでは日本は、韓国、中国とはまったく対話ができていません。しかし草の根で活動する者達の思いは温かく重なり合っています。AMARCのプラットフォームから発芽したこの芽を大切に育てていって、台風でびくともしない大きな木にしていきたいと思います。

ヒビノ ジュンイチ

 

<お願い>

世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)の仲間達と協力して、フィリピン台風ハイヤンの被災地に災害ラジオ局を開設するための支援募金を行っています。より多くの方のご支援・ご協力をお願いいたします。<フィリピン台風支援募金の振込先>郵便振替口座口座番号:00970-8-259303加入者名:特定非営利活動法人エフエムわいわい *通信欄に「フィリピン台風支援」と明記してください。

 

<アジア女性自立プロジェクト>

アジア女性自立プロジェクト(AWEP)へのご支援、またフィリピンで起きた30号台風被害者への義援金募集にもご協力くださりありがとうございました。2013年は、アジア女性の仕事作りとなるフェアトレードにネパールのさをり織り製品が加わりました。これらはシャクティ・サムハという女性グループとの協働で作られています。シャクティ・サムハはネパールの人身売買被害者たちが自ら立ち上げた団体で、シェルターを持ち、仕事や教育の機会を提供しています。その活動が評価され2013年にはマグサイサイ賞を受けました。さをり織りは日本で考えられた自由な発想で自己表現できる簡単な織りもので、社会にサバイバルする女性たちが癒され、かつ経済的支援にもなっています。私たちのフェアトレード協力パートナーは他にフィリピン、インドネシア、タイのいくつかの団体がありますが、国内においては外国人女性に生活相談や情報発信をしてきました。こういった活動も今年で20年を迎えます。2014年は、20年の活動をふり返り、若い世代が中心になって新たな出発をする年になります。これからもどうかよろしくお願いします。

モリキ カズミ

 

<多言語センターFACIL>

今年の多言語センターFACILは、これまでコーディネート業務の体制を少し変える試みをしました。メインのコーディネータ2人体制で忙しいときに他のスタッフ3?4人がこれをカバーするというスタイルから、誰でもコーディネート業務を最初から終了までこなせるスタイルになりつつあります。というのも、翻訳・通訳業務が増えていったことに加えて、それ以外に「医療通訳システム構築事業」や、「コミュニティ通訳・翻訳ボランティアにおける語学スキルレベルチェック事業」といった、FACILのミッション性を全面に出すような事業への取り組みが増えたことにより、スタッフ全員がコーディネート業務に従事できる体制でなければ、業務に偏りができるという懸念からです。医療通訳システムは、神戸市の協力病院が通訳者謝金の一部を負担して病院も含めたモデル事業へ移行してから3年目になる今年、兵庫県からの委託で緊急雇用事業として、このシステムを促進するための事業にも着手しています。 レベルチェック事業は、たいへん難しい事業ではありますが、これまでのFACILの経験を形にするよい機会となると、四苦八苦しながら慎重に取り組んでいます。もともとFACILは、その成果物で社会の多言語環境を促進させるとともにそのプロセスで、外国にルーツをもつ住民のエンパワーメントと、その視点からの気づきを社会に伝えるというミッションで活動を続けてきましたが、これらは、事業そのものがわかりやすいミッションでもあります。熟練したコーディネータの育成には、経験の積み重ねが必要ですが、スタッフどうしの情報交換の時間を惜しまず、来年もこの体制の充実に努めていきたいと思います。

ヨシトミ  シヅヨ


<ワールドキッズコミュニティ>

外国にルーツをもつ「多文化な子どもたち」が、毎週Re:Cサロンという居場所に集ってきます。ここで、月に一回「Re:Cラジオ」という番組を作ってFMわぃわぃで放送もしています。この場所は、ともすれば逃げ込む自分たちだけの場所になったりもするのですが、それだからこそ、ここでしか語れないことを恐れずに口にするようになっていきます。ラジオ番組の中で語っていくことにより、自分たちのアイデンティティに自信を取り戻し始めることもあります。語れる場所になるまでには、スタッフ、インターン、ボランティアたちとの信頼関係を築くまでの長い時間を要します。このような、人間としてのあり方が問われる活動に日々従事しながら、その背景にある変えていかなければならない社会のしくみや環境のためにも、社会に発信していくべきことがあります。そのため11月から着手しているのが、トヨタ財団の助成金による「外国人児童生徒の言語形成を保障するバイリンガル教育環境推進のための政策提言」です。二つ以上の言語環境の中で育つ子どもたちの言語形成には、社会で使われている日本語と自分の母語のふたつの道筋が考えられていてこそ、しっかりとしたものになっていくはずです。日本の学校に通う「多文化な子どもたち」が教育をうけ、考え、表現するための言葉を身につけるよう、様々な立場の大人たちが、日本語と母語を視野に入れた環境を考え、ともに実行できる提案書をまとめる準備をしています。またこの事業のプロセスで「多文化な子どもたち」をとりまく、全国の多くの関係者のネットワークを強化することにつながるよう、取り組んでいきます。

ヨシトミ シヅヨ

 

<リーフグリーン>

リーフグリーンでは高齢者・障害者への訪問介護と同時に、地域の皆様の居場所づくりを大切にして活動を続けてきました。その居場所「ゆい」も3年目に入り、いろいろメニューが増えました。定例の木曜日には手芸、ハンドベル、歌唱などの他に、ベテラン男性講師による習字講座、クリスマス・お正月用のフラワーアレンジメントなどが増えてきました。月1回の月曜には、託児付の樹脂粘土細工に加えて料理講習会も始めました。また、ひょうごんテックさんとの共催でタブレット講習もあり、男性の参加者も増えてきています。さらに1月からは、毎週火曜日に「ゆるりの会」という健康体操の集いを始めます。私も体験しましたが、ゆったりと無理なく体を動かしてリンパの流れを良くし、疲れた体とこころをリラックスさせる、何とも心地よい癒しの体操です。ぜひぜひ皆さん体験してみてください。もうひとつ、「いろはパソコンルーム」というパソコンの個人指導も盛況です。呑み込みも記憶力も衰えた高齢の私たちに、根気強く優しく指導してくれる若いスタッフがいて人気があります。彼女は重度の身体障害者ですが、パソコンの技能に優れ、事務職として私たちを支えてくれています。居場所「ゆい」を通して、地域の中でそれぞれが特性を生かして、先生であり生徒であり、活動者であり利用者であるという互いに支え合う良い関係が、ますます広がっていきますように。

ヨシモト カツコ

 

<ラテンコミュ二ティ>

年々、私たちラテン人のコミュニティは日本に定着しつつありますが、それにつれて、個人あるいは集団が直面する新たな課題や問題が生じるようになっています。その対応策として、スペイン語情報誌Latin-aやホームページ、フェイスブックに情報を掲載してきました。特に、Latin-a誌は発行を開始してから7年以上経ちますが、この間に、教育や心理、健康、労働、出入国、法律、年金など800以上のテーマで記事を掲載してきました。また、昨年始めて「ラテンクリスマス会神戸」を開催しました。毎年、TCCの食堂で母語教室の子どもと保護者、その友人数名でクリスマス会をしていましたが、年々参加希望者が増えてきたので、もう少し広い会場で一般の方も参加できるように企画しました。予想以上の反響で、多くの子どもたちの楽しそうな顔を見ることができました。今後もスペイン語圏の人に役立つ情報を発信し、さまざまな国の人が交流できる場を提供していけるよう、スタッフ一同、がんばりたいと思います。

オオシロ ロクサナ

 

<ひょうごんテック>

最近、NPOのまわりでも”クラウド”という言葉が普及しはじめた。WebメールやSNS(ソーシャルネットワーキングシステム)はもちろん、「クラウドファンディング」というクラウドを活用して活動資金を集めるという活動も登場した。この流れは加速していくことだろう。しかし、人と人の直接のつながりや紙媒体をつかって情報を伝えたりすることの大切さは消えてなくならない。たかとりコミュニティセンター(TCC)でもこの両輪を生かした活動が増えてきている。昨年、ひょうごんテックは2回のテックカフェを開催した。1回目はテックカフェでは「いまどきのネットとのつきあい方」と題したものだった。便利さから急速に広まりつつあるLINEといったSNSなどがスマートフォンで使われていること、便利さの背後にあるトラブルやリスクを知って対処する必要があることを学んだ。2回目では、新しい形のテックカフェを開くことを試みた。テックが他の団体が有機的にコラボレーションしカフェを開催する試みだ。今回はTCC内で活発に活動を行っているリーフグリーンと一緒に「タブレットを動かして見ましょう体験会」とう企画を練り上げた。ひょうごんテックは技術と講師の側面で、リーフグリーンは広報をする側面でそれぞれ役割を担い、当日を迎えた。TCCの食堂にリーフグリーンのサービス利用者の方やスタッフなど20名以上の方の参加を得た。講座を通じてお互いのことを知り合うこともできたことも、うれしいことだった。今年はひょうごんテック設立10年を迎える。ITをつかってNPOを支援し、そのNPOが社会問題を解決していくことをお手伝いするという、ひょうごんテックの初心に戻って活動を続けていきたい。

ヨシノ タロウ


<ベトナム夢 KOBE>

昨年も一年間通じて無事に活動目標を達成でき、ありがとうございました。さて、この一年間の活動を振り返りたいと思います。まずは2013年4月1日に団体名を「NGOベトナムinKOBE」から「ベトナム夢KOBE」に改名致しました。これは新たな気持ちで未来に向けて活動したいと願って改名致しました。次は7月31日「ひょうごユニバーサル社会づくり賞」を受賞しました。とても名誉な賞で今後の活動において勇気づけられました。また、子供達・両親と共に活動ができ、母語を勉強したいという子供たちが増えて、とても嬉しく思いました。また、子供達それぞれの誕生日に誕生日会を開いて皆の気持ちを一つにすることが一歩ずつ進んでいます。10月20日には第7回多文化交流フェスティバルに参加して、各種ベトナム料理を紹介し、販売をしました。11月30日に「子供と親のための防災教室」を人と未来防災センターで勉強しました。12月1日は地域の方々と共にベトナム人に呼び掛けて長田区総合防災訓練に参加しました。以上のような充実した内容の活動をすることができました。今年も更なる活動を引き続き考えていますので、皆様のご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

ズオン ゴック ディエップ

 

<かんちゃん日記>

震災からちょうど19年がたった。10年が「一(ひと)昔」と言われるが、もうすぐ「二(ふた)昔」に近づいてくる。震災はもう昔が二つも付こうとしている。でも、目をつぶれば、あの日からの出来事は、遠い昔のことではなく、まるで昨日のことのように錯覚するときがある。。それは、あの日から一緒に震災を乗り越え、そしてつながって来た仲間たちが、まだ自分の周りで「まちづくりひとづくり」に活躍しているからだ。昨年12月この世を去ったネルソン・マンデラさんの「くにづくりひとづくり」は「虹の国」(Rainbow Nation)だった。一つの色のみでくにを作るのではなく、まさに七色に光る虹のように、違いがあるからこそ豊かである、と。私たちのまちづくりにも大きな勇気を与えてくれた。たかとりのまちづくりも 「Rainbow Community」(虹のまちづくり) だ。

カンダヒロシ

 

 

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   神戸市長田区海運町3-3-8

   たかとりコミュニティセンター

   takatori community center

   http://tcc117.org/

 

 

2014年1月 1日 (水)

2014年 FMYY新年挨拶

みなさん、新年あけましておめでとうございます。FMYYの神田裕です。FMYYは神戸市長田区海運町にある たかとりコミュニティセンターから放送をお届けしています。1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災、その時全国から救援に駆けつけて下さった仲間たちと共に、この放送局はスタートしました。そして、もうすぐ震災から丸19年を迎えます。

昨年12月この世を去ったネルソン・マンデラさん。差別にあえぐ南アフリカの人たちとともに、黒人も白人も、共に真実と向き合い、和解のくにづくりを目指して歩んでこられました。彼は言います、「肌の色や育ち 信仰の違いを理由に 他人を憎むように生まれつく人などいない 人は憎むことを学ぶのだ もし憎むことを学べるなら 愛することも学べる 愛は 憎しみより自然に 人の心に届くはずだ」。マンデラさんのくにづくりの理念は、「虹の国」(Rainbow Nation)。一つの色のみでまちや国を作るのではなく、まさに七色に光る虹のように、違いがあるからこそ豊かである、と。私たちのまちづくりにも大きな勇気を与えてくれました。たかとりのまちづくりも 「Rainbow Community」(虹のまちづくり) です。

たかとりの仲間は今年も元気です。たかとりコミュニティセンターは、現在10の団体で構成されています。アジア女性自立プロジェクト、多言語センターFACIL、ひょうごんテック、ひょうごラテンコミュニティ、ベトナム夢KOBE、リーフグリーン、ワールド・キッズ・コミュニティ、世界コミュニティラジオ放送連盟日本協議会AMARCJapan、野田北ふるさとネット、そしてFMわぃわぃです。

震災の時、私たちはお互いを励まし合うため声をかけ合いました。声をかけ合うことによってお互いを知ることができました。お互いを知ることによって、まちづくりが始まりました。FMYYはこれからもそのことを忘れません。一人一人が大切にされ、誰一人忘れ去られることのない「まちづくりひとづくり」を目指して、FMYYは今年もあなたの元へ飛んで行きます。

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