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2019年11月 1日 (金)

ラグビーワールドカップ

神学校時代、ラグビー経験者の神学生が何人かいて、私も駆り出されて練習に励んでいた時期がありました。他の球技ではボールは丸が普通なのですが、ラグビーは楕円形で何といびつな形をしているのかと思っていました。転がったらどこへ飛んでいくか分からない。祈りにも近い思いでボールを追いかける。そこがこの球技の魅力でもあるようです。

今回のワールドカップでは日本は南アフリカに負けて残念でしたが、それでもベスト8に入り大活躍でした。これまでの大会での最多失点記録は17145で過去に日本が作っていましたからなおさらの喜びです。

その最多失点を記録したのは神戸で大震災があった1995年の南アフリカ大会の時でした。南アフリカではこれまで人種隔離政策(アパルトヘイト)が続いていて世界の批判を浴びていてスポーツの世界でも国際大会に出場が許されていませんでした。1994年にマンデラ大統領が選挙で選ばれて、人種や宗教を越えての新しい国づくりが始まりました。翌年にはこの国でワールドカップが開催され、南アフリカはみごと初出場、初優勝を飾ったのでした。この時に、国家として歌われたのが、アパルトヘイト下で黒人の人たちが歌っていた歌(前半部分)でした。

「主よ、アフリカに祝福を その栄光が高く掲げられんことを 我らの祈りを聞き届け、あなたの子である我らを祝福したまえ 主よ、我らの国を護りたまえ 御手によりすべての争いを鎮めたまえ 我らと我らの国を護りたまえ この南アフリカの国を、、、」。

これは「祈り」ですね! 国歌が祈りだなんて、苦労を積み重ねてきている国ならではです。この国歌を歌って、違いを超えて一つになる希望への道が動き始めたのでした。

ラグビーと言えば試合終了の合図は「ノーサイド(No-Side)」です。ゲーム終了後は敵味方がなくなるという意味ですが、実は、今でも使っているのは日本だけみたいですよ。世界で使われなくなった理由は分かりませんが、それならば、今度は、日本から世界へ向けて「ノーサイド」を発信して行きたいですね!

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