魔法の言葉!
「アブラカダブラ」「ビビディバビディブ」「チチンプイプイ」「マハリクマハリタ」「テクマクマヤコン」「エロイムエッサイム」「ブフウ」「インヴィノヴェリタス」「シビレバアチャンハラベロン」「クワバラクワバラ」「ギャテイギャテイハラギャテイ」「アメン」などなど
魔法の言葉はたくさんある。
私が大切にしていた魔法の言葉はこれ!「Supercalifragilisticexpialidocious」
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」。生徒手帳に書いて忘れないようにしていた。傘を差して空から舞い降りてくるメリー・ポピンズの映画の中での魔法の言葉だ。行き詰ったときに魔法の言葉を口ずさむ。なんだか目が回りそうな魔法の言葉だけど口も頭も回るようになる。この魔法の言葉で元気が出てくるのだった。
怪我をして泣いていると聞こえてきた魔法の言葉は「痛いの痛いの飛んでいけぇ」。不思議と痛いのが飛んで行ってしまうのだ。ただ薬がわりにと付けられた魔法の唾はいらないけれど。
生きて行くのは何と疲れることかと思い悩むとき聞こえてくる魔法の言葉は「ありがとう」。自然と笑顔になってしまう。ただ遠くにいる人には言えるけれど一番身近にいる人には中々言えない魔法の言葉だ。「ありがとう」の反対が「あたりまえ」と言われる所以もそこにあるのだろう。「言わなくても分かるだろう」なんて、気持ちを察するつもりでいても大概は言わないと何も伝わらないし分からないものだ。言葉だけではなく体全体を使ってでも気持ちを伝える努力はいつも必要だ。今はコロナでハグはできないけれど。
いざという時にイエスを裏切り逃げた弟子たちが、社会におびえ自らの嫌悪感に苛まれ後悔に打ち拉がれて部屋に閉じ籠っていたときに聞こえてきた魔法の言葉は「あなたがたに平和があるように」。思いやりとやさしさに満ちたこの魔法の言葉によって弟子たちの閉ざされた心は開かれ、体を張って隣人を愛する生き方に方向転換し始めたのだった。
魔法の言葉。言葉は魔法。呪いの言葉や罵る言葉は自らをも死に向かわせる。平和を呼び込みいのちを育む魔法の言葉を大切にして生きたい!
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