一期一会
教会に来ているベトナムの若者でこの正月に書初めの初挑戦をした人がいた。いくつかのお手本のサンプルの文字の説明を聞き、一つを選んで、見様見真似で書いた文字が「一期一会」だった。その人も遠い日本に来てやはり思うのは、流れゆく時の中で今この時を大切に、だったのだろうか。
先日、教会の前の道で、近所の子どもたち数人が縄跳び遊びをしていた。小学生の頃は毎日縄跳びをやっていた。二重飛びや三重飛びなんかも挑戦していた。大きな縄でみんな一緒に飛ぶのも楽しくて、逆から入るのも得意中の得意だった。見ていて懐かしく、微笑ましく、思わず「私も飛ばして」って言ったら、大きな縄をくるくる回してくれた。よし!背中にリュックを背負ったままで、右手にはスーパーで買った晩ご飯を持って、いざ!!最初の一飛びは上手くいった!すぐに二飛び目がやってきた。ところが、足を上げたつもりが全然上がってなくてもうひっかけてしまった。「あぁ残念。あかんわぁ」と言ってその場を去ろうとした。そしたら、一緒に遊んでいた子が、「ありがとうございます!」って大きな声で言った。え、ありがとうは私が言わなあかんかったのに。私もそれにつられて、「ありがとうっ!」て言った。体力のなさには愕然としたが、ありがとうの一言がとてもうれしかった。子どもたち、ありがとう!!
日曜日の公開ミサがまた中止となる事態になりました。軽症だと言われていますが、この感染拡大の勢いは凄まじく、とても心配です。こんな状況ももう2年近くになりました。早くこのコロナから解放されたい。そんな祈りが続きます。でも、こんな中にあっても、無駄な時はなく、「一期一会」の心を忘れずにと、祈らずにもいられない。
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