たきび129号 かんちゃん日記
あの日あの時はずいぶん昔の出来事のようになってきたが、家族を失った人たちの記憶は決して過ぎ去らない。こうしていればという悔しい思いは今も続いている。また、その日から始まった復興そして新生のプロセスも、過去のことではなく、人との交わりの中で、被災地では今もリアルタイムで日々の出来事が続いている。
南海トラフで巨大地震が発生する確率も高くなってきた。大災害が再びいつ突然襲ってくるかわからないので不安な気持ちは無くならない。少しでも被害が少なくてすむように普段からの心がけを忘れないようにしたいもの。何が起こったとしても、時を重ねつつ未来へのプロセスを歩んできた希望と勇気は忘れないでいたいもの。
自然がもたらす災害での破壊は、避けることができずに恐ろしいことだが、私たちが自然の中の一員として、自然と調和しながらして生きて行くことで、気づきを重ねて、恐ろしさから少しずつ解放されて行くことだと思う。しかし、、、
人間がもたらす災害での破壊は、避けることができるはずなのに、そうはならない恐ろしさがあり、残念でならない。始まってしまうと、破壊し尽くしてしまうまで終わらず、憎しみで傷ついた心のプロセスは、時を超えて癒えることなどほとんど難しい。
自然の脅威などは、ほんとうは何もなくて、自然は常に恵みをもたらすものだと思う。脅威なのは私たち人間のおごり高ぶりなのだとつくづく思う。
カンダヒロシ
https://youtu.be/uOUjj3GSFXo
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