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2023年9月 1日 (金)

すべてのいのちを守るための月間

カトリック教会は、毎年9月1日の「被造物を大切にする世界祈願日」から10月4日のアシジの聖フランシスコの記念日までを 「すべてのいのちを守るための月間」とし、エキュメニカルに協働し活動を行っている。今年のテーマは 「正義を洪水のように、恵みのわざを大河のように、尽きることなく流れさせよ」。

教皇フランシスコのメッセージの中に鼓動という言葉が使われていた。 「母なる地球の鼓動が聞こえてきます。母の胎にあるうちから、赤ん坊の鼓動が母親の鼓動と調和するように、人間として成長するためには、わたしたちのいのちのリズムを、わたしたちにいのちをもたらす被造物のリズムと調和させなければなりません」 「自分の鼓動、母や祖母の鼓動、被造物の鼓動、神の鼓動、そうした鼓動に耳を傾けてください」と。その鼓動が今や調和せず、ばらばらになっていると言われる。

確かに、自然と人間との鼓動は乱れてきている。地球環境が悲鳴を上げているのは、私たちも身をもって感じてきている。いのちを育むはずの自然が、いのちを脅かすものになってきている。この夏の異常なまでの暑さや巨大化した台風、世界各地で発生している山火事や海面の上昇などなど。

私たちにもできること、それは、自身の生活スタイルを変えること。自然に関心を持ち、無駄な消費を控え、リサイクルに関心を持ちごみを減らすことで脱炭素を意識することなど。身近で精一杯できることはあるはずだ。

自然との共存を今まで以上に意識をしなければならない時に来ている。それは人と人との共存を考えることと何ら変わらない。こんな時に、争いなど起こしている場合ではないはずだ。未来のこの地球に暮らす人たちのために一緒に知恵を出し合わなければ。

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