日本基督教団 摂津三田教会 創立150年 おめでとうございます!
ご縁を感じながら・・・
150年という長きに渡ってこの三田の地で福音宣教に邁進し続けてこられたことに敬意を表します。教会のあゆみを見させていただきました。そのスタートは旧三田藩の陣屋跡を教会とされていたようで旧三田藩との繋がりからの由緒ある教会ですね。この教会のメンバーの皆さんが三田の「ひとづくりまちづくり」にずっと昔から関わってこられたことに同じキリスト者として心より感謝いたします。ご挨拶と共に、その歩みに合わせて自らの歩みと合わせながら、今この時を出会いの時として刻みたいと思います。
私は丁度還暦の時、2018年にすぐお隣のカトリック三田教会に赴任してきました。この教会が屋敷町に建てられたのは1952年のことです。摂津三田教会が始まって77年目の時です。1990年までは歴代フランス人の宣教師が主任司祭でしたがその年以降は日本人が担当しています。
あるフランス人宣教師は教会敷地内でアヒルを飼っていました。今は三田教会の長老 H 氏が小学生の頃そのアヒルの世話をさせられていたようで、旧三田藩陣屋跡の横の大池までアヒルを連れて散歩に行きそこでしばらく池で遊ばせてまた教会へ連れて帰ってきていたそうです。今から思うと、その頃あたりから摂津三田教会にお近づきになろうとしていたのかなと勝手に私なりの物語を作っています。ただ摂津三田教会が陣屋跡におられたのは最初の2年だけで、1877年には三田本町上に教会を建てられました。プロテスタントの教会として日本で5番目に建てられた歴史的な教会も残念なことに三田都市計画に伴う道路工事で保存が叶わなかったようですね。三田教会もその同じ道路工事で敷地の東側がだいぶ削り取られました。
摂津三田教会は1967年には2代目の教会が屋敷町に移転されご近所となって58年となりました。1988年には3代目の教会が建てられたようですが、その同じ年に私はカトリック司祭として歩みだした年でした。1995年に再び都市計画の影響で4代目の今の摂津三田教会が建てられました。阪神淡路大震災の時でした。その年、私は神戸市長田区のカトリックたかとり教会にて被災し救援基地として歩みだし今もたかとりコミュニティセンターとして多文化なまちづくりを目指して活動が続けられています。2024年に久保田牧師ご夫妻が摂津三田教会に来られました。初めての出会いでしたが、実は1995年の阪神淡路大震災の頃に出会いがあったのでした。それを知り一気に親しくさせて頂いています。
摂津三田教会創立150年。4代目の今の教会になられて30年。阪神淡路大震災から30年。いろんな出来事があった昭和の時代を生きてきた私たちには100年となりました。過去に摂津三田教会の人たちも神戸に移られてもいて、神戸とのつながりも感じながら、そしてご近所としてのご縁を感じながら、この節目の時を機に隣同士の教会として、この三田の地において「ひとづくりまちづくり」に一緒に関わって行きたいものです。
三田教会 神田裕
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