たきび132号(2026/1/17)
<たかとり救援基地>
31年前の震災当日 まちは潰れ まちは燃えた 焼け跡の教会での生活が始まった 夜は暗闇が続いた ただ一つ 闇夜に光る“たきび”が生きる勇気をもたらしてくれた “たきび”の周りを囲んだ 暖かい 冷えた体は温まり希望への一歩を踏み出した 情報が遮断された町の真ん中で 一人また一人と“たきび”に集まってきた 食べ物や飲み物、衣類なども集まってきた 周りに目をやって必要なところへ届けよう 救援基地が始まった ヘルメットとタオルを付けたキリスト(像)が率先して働いた 避難場、公園のテント村、仮設住宅などへと出かけて行った 聞いてきた要望を形に変えてきた 医療従事者たちのネットワークで“まちの保健室”も立ち上がった 多言語での情報伝達のツールとしてコミュニティFM放送局も立ち上がった “たきび”に吸い寄せられるかのように人々の優しさが結集し始めた 次第に焼け跡に家も建ち始めた しばらくして 近所に戻ってきた人に叱られた 焚火は環境に良くないと 確かにそうだ 非日常から日常へと移りつつあった どん底から私たちを支えてきた“たきび”は 残念ながらその役割を終えた と思ったがそうではなかった “たきび”の炎はたかとりに集う人々の中で燃え続けた たかとりコミュニティセンターが2000年に立ち上がり新たな“たきび”となった リーフグリーン エフエムわぃわぃ ベトナム夢KOBE ひょうごんテック アジア女性自立プロジェクト 多言語センターFACIL ひょうごラテンコミュニティ 神戸少年の町児童家庭地域支援室 野田北ふるさとネット たかとり教会がそれぞれに“たきび”の周りに集まり31年目を迎える “たきび”と共に歩んできた“たかとり救援基地”はこれからも薪をくべ続けるだろう カンダヒロシ
<リーフグリーン>
新年おめでとうございます。震災から30年が経ち、リーフグリーンも設立26年を迎えようとしています。設立当初から大切にしてきた「地域のための居場所づくり」は、時代とともに形を変えながらも思いを絶やさず続けてまいりました。現在はその理念を受け継ぎ、「ゆいカフェ」として地域の皆さまが気軽に集える場を週1回提供しております。カフェでは、TCCらしく異年齢や異文化の交流も生まれ、若い世代や外国の方との触れ合いから多くの学びや新しい発見が得られています。また、多才なボランティアやスタッフの支えにより内容も一層充実し、私たち自身も楽しみながら運営できていることに深く感謝しております。コロナ禍では開催中止も余儀なくされ、参加者が減少する時期もありましたが、近年はご家族での参加も増え、以前のような温かな賑わいが戻ってきています。これからも創設時の温かな思いを次世代につなぎ、地域に寄り添う活動を丁寧に積み重ねてまいります。そして、多様なつながりが自然と芽生える場として、より安心して過ごせるコミュニティづくりを進め、皆さまとともに豊かな地域づくりに力を尽くしてまいります。サイトウチエ
<ベトナム夢 KOBE>
2025年の振り返りと2026年に向けて
2025年は、ベトナム夢KOBEにとって「成長と定着の1年」になりました。2024年に芽生えた再生の兆しが、この1年で確かな形となり、団体の新たなステージへとつながりました。今年は特に象微的だったのは、昨年から2人のスタッフが加わったことです。それぞれの強みを最大限に発揮し、活動に取り組むことができています。この原稿を書いている私は、2025年4月に代表を引き継ぎました。ベトナム難民としてのルーツを持ち、コミュニティーへの深い理解と優しさで、交流型の取り組みを前に進めています。昨年始まった「夢カフェ」は、気づけば1年になりました。スタッフと共に、ベトナム料理を学び一緒に作り皆さんに提供することができました。「おいしい、もっと食べたい」という皆さんの温かいお言葉をいただきました。本当に感謝しています。ありがとうございます。TCCスタッフや地域の皆様が自然に集まれる場所と成長し地域の「交流の灯り」のような場所にしていきたいと思います。二人目は事務スタッフ、団体運営の要として活躍し、日々の事務作業、広報、書類作成などを丁寧に積み上げ、ベトナム夢KOBEの活動を安定的に支えてくれています。彼女は団体の基盤を強くし、活動を前に進めるために必要な存在です。二人を中心に、これまで支えてくださった多くの仲間、ボランティア、関係者の協力が重なり、ベトナム夢KOBEらしい明るさ・元気さ・優しさが根づいた1年となりました。これまでの積み重ねがあったからこそ、いまの夢KOBEが生まれたのだと深く感じています。2026年は更にみんなに愛されるベトナム夢KOBEになるように活動していきたいと思います。スアン
<エフエムわいわい>
2026年を迎え全ての人々が平和に幸せに暮らせることを切に願います!
새해복많이받으세요(韓国) Feliz Año Nuev (スペイン語) CHÚC MỪNG NĂM MỚI(ベトナム語語)Manigong bagong taon (タガログ語)アシㇼパ・アウㇰ・ワ・オンカミアン・ナ(アイヌ語) いーそーわぐち(琉球語)新年快乐(簡体字) Selamat tahun baru (インドネシア語) Yeni yılınız kutlu olsun (トルコ語) FMYYに関係の深い世界の言葉で、2026年世界中が平和で過ごせるようみなさまにご挨拶いたします。
振り返ると2024年1月1日能登地震からの復興の道は未だ遠く、今年で震災15年の福島原発被災地浪江からは地域の人々の心を繋ぐためのラジオ局立ち上げにお知恵を貸してほしいとのメールが届きました。震災では多くの涙が流されました。たくさんの命が奪われました。そんなたくさんの悲しみを寄り添うことで、声を掛け合うことで少なくするための営みとして生まれたFMYYというメディアです。昨今自然災害はますますその数を増し、世界中に大洪水や台風の激甚被害が溢れています。そしてその自然の脅威は熊の異常な出没情報を見ても、私には人間の欲望への自然界からのしっぺ返しのように思えます。合わせて残念なことに世界首脳たちの視線は平和希求の崇高な高みへの努力というより、地球に線を引くこと、陣取り合戦に熱心なように思えます。今こどもたちが涙を流し、恐怖で目を見開いている様子が世界中に配信されています。私たちの日常の生活の中、朝ご飯を食べている時、夜温かい部屋で談笑している部屋にその様子が映し出されています。この異常事態を異常だと感じ、ヒリヒリとした痛みとして何らかの行動に移さなければ、あの震災で二度とこの子たちの未来を奪ってはいけないと誓った気持ちが嘘になります。世界のこどもたちの未来を守るため「誰もが幸せに生きるための声」を上げ続けていくためFMYYは、今年もJR新長田駅前広場で開催の「1.17KOBEに灯りをinながた」会場のスタジオから生中継をいたします。より多くの仲間を増やし、小さな声でも集まればきっと望みは叶う!はず、あなたもぜひFMYYの仲間となって平和への声をあげてください。いつでもFMYYはあなたのお越しをお待ちしています。キムチアキ
<ひょうごラテンコミュ二ティ>
2025年も、皆様と一緒に駆け抜けた一年でした。 本当にありがとうございました。スペイン語情報誌の発行、スペイン語母語教室、ラジオ放送、そして、フィエスタペルアナ神戸やラテンクリスマス神戸……。全て無事に活動できたのは、支えてくださった皆様お一人おひとりのおかげです。心から感謝いたします。しかし今、私たちのコミュニティには暗い影が落ちています。在留資格更新の料金値上げ検討というニュースは、多くの仲間にとって生活を脅かす深刻な問題です。「今後の生活はどうなるのか」という不安な気持ちは、計り知れません。こんな時だからこそ、私たちは活動を通じて、少しでも皆様の力になりたいと考えています。 2026年は「午(うま)年」。この不安を吹き飛ばし、文字通り「何事もウマくいく」年にしていきましょう!新しい年が、光の差す素晴らしい一年となりますように。どうぞよろしくお願いいたします! オオシロロクサナ
<アジア女性自立プロジェクト>
日々は、予想外の出来事や展開を見せてくれます。何年、何十年、歳を重ねようと、発見があり、今年はどんな方々と出会いがあるのだろうと期待を膨らませます。2025年も日本国内から幾人もの学生ボランティアの方が関わってくださり、今夏も、台湾からのインターン学生が2ヶ月間、ともに活動をしてくれました。2年前の元インターンが、社会人になったと台湾から訪問してくれました。一時の関係にとどまらず、長く私たちと共に活動に携わってくれることに、胸が熱くなります。フィリピン、タイ、ネパール、インドネシア、それぞれのフェアトレードの生産者のみなさんは、ソーシャルメディアを通してメッセージを交わし合い、遠く離れていても、互いの状況を思いやります。30年経ち、コミュニケーションの方法は変わっても、互いへのケアの気持ちは変わっていないように思います。草の根で顔が見える関係をつなぐ、礎は同じ。AWEPが設立されて2026年で32年になります。変わらない価値観とともに、常に新しい風を受け入れる、チャレンジ精神を忘れずに、2026年も歩みます。ナラマサミ
<多言語センターFACIL>
たかとりコミュニティセンター2階の会議スペースを抜けると、すぐそこが多言語センターFACILです。職員がパソコンや電話を前に集中して作業をしており、パチパチとパソコンを打つ音だけが響くシーンとした場に居合わせるかもしれません。しかし、それは表の姿に過ぎず、それだけでは本当のFACILを見たことにはなりません。メールや電話の向こうには、勝手に離婚されそうになって困っている外国人女性、DV被害者、生死に関わる外国人患者などもいます。翻訳・通訳コーディネーターは、依頼者が必要としているのは本当に翻訳や通訳なのか、まずは相談機関へつなぐべきか、お話を伺いながら判断しています。もちろん辛い場面ばかりとは限りません。国際家族の結婚式の通訳、子どもの出生届や進学手続きの翻訳などうれしい場面でのご依頼もあります。生活に関わるコミュニティ翻訳・通訳に関わるコーディネーターの精神的負担は大きいですが、外国人住民が日本で生きていくうえで必要な翻訳・通訳に携わる、やりがいも大きいです。FACILは、2026年もコミュニティ翻訳・通訳をプロとして担い、地域社会の言葉の壁を乗り越える活動を続けていきます。リユミ
<野田北>
新年あけましておめでとうございます。TCCの皆さまには、日頃より自治会活動に対しまして深いご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。昨年は、地域のつながりを大切にしながら、防犯・防災・環境美化を柱としたさまざまな活動に取り組んでまいりました。春には三春町滝桜銘板設置交流会に参加し、地域間交流を深めることができました。毎月1回のクリーンパトロールでは、防犯会議も兼ねながら地域の安全確認を行い、6月1日および12月6日にはクリーン作戦を実施し、住環境の美化に努めました。また、防災面では、年2回の防災全体、ブロック訓練や、災害時給水栓である「ふっQすいせん」の設置等いざという時に備える体制づくりを進めました。夏には7月22日から8月8日にかけてラジオ体操を行い、8月9日には、のだきた夏まつりを開催し、防犯・防災の全体訓練も兼ねた地域行事として多くの皆さまにご参加いただきました。地蔵盆や親睦旅行、もちつき大会、年末特別警戒、1.17メモリアルデー協賛、クリスマス会やふれあい喫茶など、世代や地域を超えた交流の場も大切にしてまいりました。本年も、安心・安全で住みよい地域づくりを目指し、皆さまと共に歩んでまいりたいと存じます。引き続きのご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。 アラカワナスオ
<ひょうごんテック> tech@tcc117.jp
ひょうごんテックは設立以来の模索期にいる。新年早々、NPOの情報セキュリティのこと、とりわけ2025年2月に丁寧実施した外部に向けたイベントのことを紹介したい。情報セキュリティは一部のIT技術者が担当するものではなく、団体として考え取り組むものであることは知られている。HYOGONの中でNPOの情報セキュリティに関心がある人・切実な問題を抱えている人などが集まった。団体によっては代表の方が参加していたりした。団体の根幹でもあるので運営の中心の方が理解することは非常なテーマだ。情報セキュリティは、情報を漏らさない・守るだけではなく、同時にそれを利用できるようにすることも重要である。情報の一貫性も不可欠だ。興味があるひとはテックのWebを見てほしい。また新しい動きとして、たかとりコミュニティセンター全体の広報に携わるメンバーが2025年10月に事務所に加わった。NPOのためのITだけでなく、足元にあるたかとりコミュニティセンター(TCC)の下支えの一助でもある。本年もよろしくお願いいたします。ヨシノタロウ
<神戸少年の町 KOBE BOYS TOWN>
神戸少年の町 児童家庭支援センター ちゃいるど・はーばー・こうべ
あけましておめでとうございます。社会福祉法人神戸少年の町は児童養護施設と乳児院に加え、2023年7月にたかとりコミュニティセンター(TCC)2階に児童家庭地域支援室を開設して約2年半の間、活動を続けました。そして2025年3月、垂水区平磯にある年金会館3階に、神戸市内5か所目の児童家庭支援センターとなる”ちゃいるど・はーばー・こうべ”を開設し、TCCの2階事務所はブランチとして新たな体制をスタートさせました。児童家庭支援センターの開設に際しましては、TCCの皆様をはじめ、多くの方々にお力添えをいただきましたことに、改めてお礼を申し上げます。 TCCに事務所を構えた児童家庭地域支援室では、長田区、垂水区を中心に、子どもや子育てをしている家庭を支援している方々への“支援者支援”等を中心に活動を行っていましたが、児童家庭支援センターちゃいるど・はーばー・こうべは、主に神戸市の西部エリア(垂水区、長田区、須磨区、西区)において次のような業務を行っています。
①地域・家庭からの子どもに関する様々な相談に応ずる事業
②要保護児童対策地域協議会への参加や区の保護者支援プログラムへの参加等、区の求めに応ずる事業
③児童相談所から指導や見守りの委託を受ける事業
④里親等への支援
⑤保育施設や学校、児童福祉施設他、病院、警察等子どもに関わる多くの関係機関との連絡調整
⑥その他の保護者支援プログラム等の事業
これらの事業を通じて子どもに関わる関係機関と協力・連携しながら、子どもの虐待の発生予防や親子関係の再構築、心のダメージの回復を目指した専門的ケア等、子どもや家庭、その変化に寄り添い続ける伴走型支援を行っています。また、そこには、TCCで培った地域における人と人との温かいつながり、様々な形で丁寧な実践を重ねて来られた支援者の方々と出会いなど、学ばせていただいた多くのことが息づいています。震災後、新たな歴史を刻み続けるTCCと共に地域の中の「児童福祉施設と地域をつなぐソーシャルワークの拠点」として神戸少年の町らしく歩み続けたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 ムラタトモコ

