011116 カトマンズ散策
最後の日はカトマンズ周辺の街の散策です。
午前中はカトマンズ南部のパタン(Patan)という街に行きました。
ピカチューのカバンを持った女の子を発見。
日本語学校の教室も発見。
ところでカトマンズは別名カンティ・プールとも言います。
訳して「誇り高き街」です。
でも「埃高き街」ですね。
ホコリと排気ガスと騒音の街です。
今日は特にひどい日でした。
足元では爆竹なんかも鳴り響きます。
ネパールは多民族国家です。
多くの部族で成り立っています。
今日はネワール族の人たちの正月だったのです。
午後からは東部のバクタプール(Bhaktapur)という街に行きました。
バクタプールはいわゆる古都です。
煉瓦造りの多くの寺院が立ち並んでいて
普段は簡素で静かな街なのです。
そのつもりで行ったのですが・・・ところが・・・
若者達がバイクと車に乗り街を練り歩いていました。
ハチマキにタスキ・・・そういわゆる暴走族風な感じで次々と・・・
車が30,40台、バイク100台ほどがいっせいに動き出します。
ネワール風ダンジリといったところでしょうか。
それを見に大人も子どもも通りに出て見学します。
部屋から覗いている人たちも。。。
人とホコリと排気ガスと騒音で街は大混乱。
山登りよりも疲れました。
街の案内はスージャンさんというネワール族の人が
通訳もかねてやってくれました。
彼は熱心なヒンズー教徒です。
その彼が夕方自分の家の隣へ行きましょう
と行って連れて行ってくれたところがありました。
行ってみるとそこはMissionary of Charity という修道院でした。
そうです・・・
インドのカルカッタで始まったマザー・テレサの修道会です。
その修道会のカトマンズの修道院でした。
ここでは孤児院をしていました。
彼はシスターたちととても親しそうでした。
聞いてみるとなんと修道院の土地を提供したのが彼だったのです。
熱心なヒンズー教徒の彼がです。それもただ同然で。。。
インドやネパールのユニークさはここにありますね。
シスターたちは私が神父だということを知り
一緒にミサをすることになりました。
(サンフランシスコでミサをしたのが役に立ちました)
スージャンさんも一緒にミサに参加しました。
知らない国へ来て、初めて出会って、共通のひと時を持てたことに
みんなが感動しました。
予定していなかったことに出会うのはとても魅力的です。
ネパール行きを締めくくる最後の日に相応しい一日でした。
では。。。みなさん、お元気で。