たかとり救援基地

2023年1月 1日 (日)

2023年 TCC新年挨拶

https://xgf.nu/RRX9

みなさん、新年あけましておめでとうございます。たかとりコミュニティセンターの神田裕です。神戸市長田区海運町にあるFMYYからインターネット放送を通して新年の挨拶をお届けしています。

1995117日に発生した阪神淡路大震災。その時、全国から救援に駆けつけて下さった仲間たちと共に、私たちの活動はスタートしました。そして、もうすぐ震災から丸28年を迎えます。

新型コロナウイルスが世界に猛威を振るい始めて3年が経とうとしています。ウイルスは、収まったかと思えば、また姿かたちを変えて、まるで終わりがないかのように今も私たちを翻弄し続けています。

私たちは、大自然の驚異を経験して、形あるものは永遠ではないことを知りました。しかしそれだけではなく、人間の仕業によって、自然が搾取され、環境が破壊され、戦争によって自らの命をも蝕んできました。この地球にとってはまるで私たち自身が暴れまわるウィルスのようであります。世界が、形あるものを奪い合うのではなく、互いを尊重し分かち合うことによって、初めて、人々の真の幸せ、平和を築くことができると、固く信じています。

世の中は不安でいっぱいですが、こんな時にこそ、自分のことだけではなくて、隣の人のことを思いやれますように。小さな優しさ、小さな喜びが、希望となり、平和をかたちづくってゆく勇気となりますように。

8年前の阪神淡路大震災から活動が始まった たかとり救援基地は、今も元気に活動を続けています。アジア女性自立プロジェクト、ベトナム夢KOBE、多言語センターFACIL、ひょうごんテック、ひょうごラテンコミュニティ、リーフグリーン、AMARCJapan、野田北ふるさとネット、そしてFMYYです。

震災の時、私たちはお互いを励まし合うため声をかけ合いました。声をかけ合うことによってお互いを知ることができました。お互いを知ることによって、まちづくりが始まりました。たかとりコミュニティセンターはこれからもそのことを忘れません。一人一人が大切にされ、誰一人忘れ去られることのない まちづくりひとづくりを目指して、今年もあなたの元へと飛んで行きます。

2023/01/01

たかとりコミュニティセンター
代表 神田裕

2022年1月 1日 (土)

2022年 TCC新年挨拶

https://youtu.be/P6eUHbJ494M

みなさん、新年あけましておめでとうございます。たかとりコミュニティセンターの神田裕です。神戸市長田区海運町にあるFMYYからインターネット放送を通して新年の挨拶をお届けしています。

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災。その時、全国から救援に駆けつけて下さった仲間たちと共に、私たちの活動はスタートしました。そして、もうすぐ震災から丸27年を迎えます。

新型コロナウイルスが世界に猛威を振るい始めて早2年が経ちました。ウイルスは、収まったかと思えば、また姿かたちを変えて猛威を振るい、まるで終わりがないかのように、私たちはウイルスに翻弄され続けています。

地球規模で起こっているこの巨大な災害時に、きっと世界は、地域の壁を越えて協力し合い、この災害に立ち向かって、新たなつながりを見つけて行くのだろうと希望を持つのですが、現実はなかなか難しいようです。また、私たち自身も地球上のウイルスとなってしまい、生命の母体であるこの地球の環境をもむしばみ続けています。

日々想定外に起こる日常の「出来事」に、私たち自身が振り回されないようにしたいものです。どれだけ準備をしていても、自分の思うように「出来事」は起こってはくれません。すべての「出来事」を心にとめ、その中に意味を見出し、明日へとつなげていくことは、私たちの生きていることの証となるはずです。

私たちの日常の生活は、見えるものには敏感に反応し、身を守る術も学んできました。自然災害が起こった時の経験によって、人の命を守る工夫も習得し始めてきました。しかし、見えないものへの対応は中々難しいようです。見えないものへの想像力が必要です。ウイルスのことでもありますし、一人ひとりのことでもありましょう。

まだまだ不安でいっぱいですが、こんな時にこそ、自分のことだけではなくて、隣の人のことを思いやれますように。そして、人と人とが分断されてしまわないように、お互いが傷つけ合うことがないようにしたいものです。

今年6月には阪神淡路大震災から10000日を迎えます。色々な出来事を一歩一歩踏みしめながら、積み重ねて、10000歩を歩いてきました。去年一年は、地元地域で、震災復興のまちづくりに多大な貢献をして下さった方々が次々に亡くなられました。寂しい限りです。10000日をもって、震災まちづくりの節目が来たのかと思わされます。でも、別れは新たな始まりです。震災から始まった、まちづくりひとづくりは終わりません。震災10000日を迎える6月からは、震災まちづくりのニューノーマルが新たに始まることでしょう。

27年前の阪神淡路大震災から活動が始まった たかとり救援基地には、今も10の団体が元気に活動を続けています。アジア女性自立プロジェクト、ベトナム夢KOBE、多言語センターFACIL、ひょうごんテック、ひょうごラテンコミュニティ、リーフグリーン、ワールド・キッズ・コミュニティ、AMARCJapan、野田北ふるさとネット、そしてFMYYです。

震災の時、私たちはお互いを励まし合うため声をかけ合いました。声をかけ合うことによってお互いを知ることができました。お互いを知ることによって、まちづくりが始まりました。たかとりコミュニティセンターはこれからもそのことを忘れません。一人一人が大切にされ、誰一人忘れ去られることのない まちづくりひとづくりを目指して、今年もあなたの元へと飛んで行きます。

https://youtu.be/P6eUHbJ494M

2022/01/01
たかとりコミュニティセンター
代表 神田裕

2020年8月 1日 (土)

TCCは設立20周年を迎えます‼️

“違い”を多文化な豊かさに育てていく
たかとりコミュニティセンター

日比野純一 / 神田 裕

「たかとりコミュニティセンター」(TCC)は、神戸市長田区海運町にあるカトリックたかとり教会の中 に位置しています。たくさんのNGONPO、地域、教会の楽しくて頼もしい仲間たちが自由に集まって、神戸長田の町を中心に、多文化で多彩で豊かなまちづくりひとづくりを目指して、ささやかですが大きな夢を持って一緒に歩んでいるところです。

たかとり教会のある神戸市長田区は、古くから在日韓国朝鮮人が多く暮らしていた町で、1980 年 代以降、 ベトナム戦争後に難民として避難してきたベトナム人たちが生活拠点を築いていきました。神戸市長田区の人口の一割は外国籍の住民で、たかとり教会は昔からそうした外国人の信徒が集う教会でした。

その町に 1995 1 月、阪神・淡路大震災が襲い、この地域はほとんどの建物が崩壊し、火災によって焼き尽くされてしまいました。教会の周辺一帯は一面の焼け野原になりました。 しかしそんな中でも、お互いに助け合い声をかけ合ってこの痛みを乗り切ろうと、地域の人々や多くのボランティアの人たちが夢を持って立ち上がりました。震災で多くのものを失いましたが、多くの人々との 出会いが生まれ、新しい仲間もたくさんできてきました。こうして TCC の前身であるたかとり救援基 地が生まれました。

被災した教会に色々なところから見知らぬ人たちも見知った人たちもたくさん被災地にやってき て下さいました。そして、救援活動の一つが始まりました。これが、たかとり救援基地(鷹取教会救 援基地)の始まりです。ボランティアの人、被災した地域の人や教会の人も一緒に活動を始めまし た。炊き出し、避難場支援、仮設支援、臨時診療所、ことば支援、生活支援、まちづくりなどなど。

救援活動は長くても 3 年で終わるはずでした。ところが、長田にたくさん住んでおられた高齢者の 人々や外国籍の人々との関わりは、3 年は終わりではなく、始まりであると知りました。それからも救 援基地での活動は細分化されて行き、統廃合も繰り返し、きめ細やかな活動に進化していきました。

2000 年には「特定非営利活動法人たかとりコミュニティセンター」として、この地域社会の中で、誰であっても見捨てられることのない、まちづくりひとづくりを目指して歩み続けることの覚悟を決めま した。1950 年に教会内にできた幼稚園が、地域の人々のまちづくりひとづくりの役割の片隅を担っ てきたことの後を継ぎ、半世紀後にもう一度思いを新たに、大人も子どもも一緒の幼稚園ができたような感じです。

「たかとりコミュニティセンター」には、在日外国人の自助支援の団体、高齢者、障害者の暮らしを 支援する団体など9つの団体がセンターの中で活動しています。教会の信徒や地域の人たちだけでなく、地域を越えてたくさんの人たちが活動に参加に参加しています。老いも若きも、男も女も、 多文化で、多国籍で、今日も新たに個性豊かなメンバーが加わり続ける、「たかとりコミュニティセンター」がここにあります。

阪神・淡路大震災からの救援、復興を通して、多文化が社会の力になっていく、ということを私たちは学びました。もう1つは、自分たちの地域のことは行政任せにするのではなく、自分たちが意思決定をして、自分たちで良くしていく、ということです。一人一人の市民の力がまちを作っていく のです。

そうしたまちづくりの中で、国籍が違うからとか、肌の色が違うからとか、宗教が違うからとか、女性だからとか、障害があるからとか、そうしたことで窮屈な思いをするのではなく、誰もが決して排除さ れることのないまちをつくっていくのが、たかとりコミュニティセンターの活動の目的です。

多文化の力を育てていくために、「たかとりコミュニティセンター」近くの公園で毎年行っている地域の夏祭りで多国籍料理の屋台を仲間の外国人たちと出店しています。初めのうちは、お客さんたちはおっかなびっくりでしたが、次第に受け入れられるようになり「食べてみるとおいしいやん」と喜ばれています。他の文化・民族との接点を積み重ねるように出会いや、つながりの場を作っていく。そうするとお互い、一人ずつの顔が見えてきて、知人同士となります。こうして小さなことの積み重ねで多文化共生のまちは育っていきます。

「たかとりコミュニティセンター」のリーフレットには「ゆるゆる多文化いとをかし」と書かれています。 「ここに集う私たちは、不思議なゆるさを感じています。このゆるさはなんだろう。ちがう言葉が きこえ、子どもが遊び、仕事に取り組む人がいて、語り合う人たちが集まっている...。そんな人たち が織りなすゆるさなのかもしれません。ゆるいからつながれる、ちがうのがおもしろい。」とし ています。そういうゆるさを持って、まちづくりに取り組んでいます。

「まちづくりは、ダチ(友達)づくり」なのです。

大阪カトリック時報 20186
2018

2015年1月17日 (土)

たかとり20年

阪神淡路大震災20年

20年前にたかとりから配信されたビデオレターです
青池憲司監督が撮影してくれました。
4部作でたかとりの1年が記録されています。
FMYYスタート時の映像やアジアタウンのイベントなど...
たかとり救援基地の活動が収録されています。

2015年1月 2日 (金)

《 現在・過去・未来 ~たかとり20年~ 》

みなさまお元気でおられますか?

あの日からもう20年になろうとしています。
長きにわたってたかとりとともに歩んで下さり
ほんとうにありがとうございます。

1月には以下の企画を行うことにしました。
これまでたかとりに関わって下さった皆さまとの
再会の場づくりとして企画しました。

今年はちょうど17日、18日が土日となり出かけやすいかと思います。
是非にお立ち寄りくださいませ!
たかとりスタッフ一同 心よりお待ちいたしております。

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《 現在・過去・未来 ~たかとり20年~ 》
イベント開催のご案内 2015年1月16~18日

16日(金)「テーマ:現在」 たかとり救援基地(たかとり教会) 
    19:00 これまでのボランティアさん方との交流会

17日(土)「テーマ:過去」 たかとり救援基地(たかとり教会) 
     5:30 1.17追悼と新生の祈りinたかとり
        祈りの後、豚汁をみんなで一緒に! 
     9:00 もちつち
    11:00 交流会
    15:00 1.17 KOBE 灯りin 長田(新長田駅前)

18日(日)「テーマ:未来」 たかとり救援基地(たかとり教会) 
    10:00 日曜日ミサ
    11:30 イベント開会
           多国料理・歌・踊りなど...
    15:00 閉会

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2009年8月 1日 (土)

ミッドナイトねね

ミッドナイトねねが始まります!
毎月第1土曜日23時~24時半
FMYY 77.8Mhz
詳しくはここをクリック

2009年1月16日 (金)

明日、震災14年

1月17日午前5時46分 今年もこの時を迎えます。14年の思いを込めてこの日を送ります。今年も、全日本仏教青年会の僧侶の皆さんとたかとり教会内で祈りの時を持ちます。ご一緒に祈りませんか。

2008年11月30日 (日)

さよならYY号

FMわぃわぃの車YY号が、長きにわたっての役割を終え、今日引き取られてゆくこととなった。
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1991年4月に私がたかとり教会に赴任してきた時にはすでにあったので18年以上は活躍したんですよ。赴任してきた時の春に教会の青年達とこの車に乗って、芦屋川の川縁まで行って花見をしたことが最初の思い出です。
実はこの車の元々の所有者は今のリーフグリーンのボスの吉本さんのお家の車だったんです。新車で購入したにもかかわらず、教会の人たちが散々使っており、私が来たときはすでに傷だらけだったように思います。しばらくして、吉本さん自身も車の免許を取ることとなり、よく教会の庭でグルグルと車を走らせて仮免の練習をしてはったです。同じ方向でグルグル回ってはったので目が回りそうで、「8の字で回ってみはったらどうですか?」と声をかけたのを覚えています。
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震災後は救援基地でも活躍し、リーフグリーンで公用車?が来るまで使われていました。その後、FMYYが使うこととなり、イベントの時の機材などを運んできました。そして、12月の車検を機にメンテナンス費用もかさむことで手放すこととなりました。。。これからは、再び南米のどこかで第2に人生が待っていることでしょう。
お疲れ様でした!長い間どうもありがとー!
最後に今のFMYY代表の日比野君と記念写真です。
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<写真撮影はツェットさんです>

ps:
ちなみに、初代新幹線「夢の超特急」「0系」も今日44年間の歴史に幕を閉じ営業運転を終えましたね。

2008年11月22日 (土)

しゃべらナイト

NHK番組「英語でしゃべらナイト」の取材がFMYYにあったよ。大見さん、一緒に記念撮影が出来てよかったね。番組は12月15日の予定だそうだ。
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2008年11月15日 (土)

K&T 結婚式

3月29日に婚約式をしたTCCスタッフのK太郎と妙ちゃん。
http://phknd.tea-nifty.com/phknd/2008/03/post_d64d.html

本当は3月の婚約式が結婚式だったけど、K太郎のお父さんが病気で出席できなくなったのだった。そして、晴れて今日、家族みんな元気な中で結婚式が行われた。

心配していた天気にも恵まれ、とってもいい結婚式が行われました。

これまでのたかとりの集大成のような結婚式でした。これまでその時その時を担ってくださったみなさんとも再会できました。今のたかとりはこれまでの出会いすべてに支えられているのだと実感できました。

また、一つの大きな節目を迎えたようにも感じました。両サイドにいた証人の日比野、吉富に見守られながら、新しい時代へ入ったかのようにも思えました。

そんな大事な結婚式に私はポカをしてしまいました。。。

「ただいまより結婚式を始めます」といって式は始りました。新婦とお父さんがオルガンの曲に合わせて入場しているまさにその時に、、、あっ!
祭壇の上に指輪がないことに気づきました。あわてて取りに行きました。

これがいけなかったのです。。。

指輪をとって戻ってくると、K太郎が打ち合わせと違う動きをしてるではありませんか。じっと椅子の前にいなければいけないのに、、、たえちゃんを迎えに行ってもうすでに腕を組んでエスコートしているのです。あら~、、と思っても後の祭り。。。

これで動揺したのか。。。?

そのあと歌わなければならない曲があったのに私はすっかり飛ばしてしまいました。聖書を読んだあと話をしている間に、「いつもと何かちがうよなぁ。でも何だろう?」と思いながら話を続けていて、実は話をしている間にもそのことに心が奪われ、話に集中できなかったのです。そして、まさに指輪を交換した後に、、、

始めに歌う曲を飛ばした、、ことを思い出したのでした。

指輪の交換の後はすぐに署名に入るのですが、、、
一旦みんなに腰かけてもらって、、、
忘れていた曲をここで歌うことに。。。

。。。。。。。。。。

昔のことを思い出しました。。。

震災ボランティアで最初の結婚式をテントの中でした時のことです。この時は、もっと大変でした。指輪の交換の時になって初めて指輪がないことに気がついたのです。気がついても指輪がなかった。。。彼らは家に忘れてきていたのでした。。。仕方がないので両サイドの証人のご夫婦の指輪をはずしてもらって、無事に彼らは指輪交換をすることができたのでた。

たかとりはいつもハプニングがつきものです。でも、いつもみんなが「たかとりらしくっていいよねぇ」って言ってもらってこれまで救われてきました。

今日も「たかとりらしくっていいよねぇ」ですよね?ね?ね?

k太郎、たえちゃん そして、みなさん
おめでとうございます!

さて、肝心の結婚式の写真は撮ることができなかったので、また後ほど誰かがとった写真を載せるとして、ここでは私が携帯で撮った写真をとりあえず公開しましょう。といっても偏っていますが、これでだいたいどんな結婚式だったか想像がつくでしょう。

Ts3e1192 Ts3e1197 Ts3e1171 Ts3e1188
Ts3e1170 Ts3e1162 Ts3e1168 Ts3e1186
Ts3e1173 Ts3e1185 Ts3e1181 Ts3e1161

Ts3e1194 Ts3e1177 Ts3e1203 Ts3e1209 Ts3e1167

Ts3e1210 Ts3e1212 Ts3e1213 Ts3e1214
Ts3e1218 Ts3e1220 Ts3e1221 Ts3e1223

<写真はクリックすると大きくなります>