ペーパードームが台湾に移設され、9月21日に完成式を迎えました。この日はちょうど台湾地震9周年に当たります。
私たちも神戸から30人でお祝いに駆けつけました。朝、関空を出て、台湾に着き、そこからバスに乗って桃米へ。。。台北の空港ではみんなが出てくるのに時間がかかり、式典会場到着は大幅に遅れることとなりました。私たちが到着した時には、到着を待っていた副総統夫妻が時間切れで帰られる間際でした。一時待機してたそうですが、私がバスの中で式典のための着替えをモタモタと探している間にタイムアウトで帰られてしまいました。間に入って調整していた警察官はえらいご立腹でした。すんません。m(__)m
バスを降りて懐かしのペーパードームに会いに。。。ちょうど夕陽が沈みかけるところでした。
すでに始まっている式典に私たちも遅れて参加しました。たかとりメンバーたちは最前列へ。。。
台湾の副総統夫妻はすでに帰られた後でしたが、台北の大司教、台湾長老教会の人々、原住民の人々など、また台湾で有名なノーベル学者など、それこそ地元だけでなく台湾中から多くの人たちがお祝いに駆けつけられていました。
式典は祈りの形で行われ、何と1時間半に渡って行われました。その後は、クラシックの演奏が披露されました。
夜になっても交流会が続きました。
そして、長~い一日が終わりました。もうみんなクタクタでした。
次の日はそれぞれ民宿に別れて泊まりましたよ。朝の出発前に記念写真。
そして朝からイベントが始まりましたよ。
まずは講演会。ペーパードーム設計の坂さん、そして、台湾での再建でここをデザインした邱さん。
この邱さんは台湾では有名な方で、ここのレイアウト全体はもちろん、、、あの震災記念資料館も作られたのですよ。
イベントはいろんな人たちを招いて盛大に行われました。
ペーパードームの扉にロープを付けてみんなで一気に開けるようです。。。
中でも何人かが飛び出す準備を。。。
そして、、、オープン!
歌や踊りでにぎやかに。。。
原住民の人たちの歌も披露。。。
みんなで楽しく遊びました。。。
高木さんはと言えば、、、どさくさに紛れて、ちゃっかりと。。。
イベントはまだまだ続きますが、私たちはお昼ご飯に出発です。
食事をしたお店で、何と和田さんの兄弟に出会ったのです。。というか、、台湾でそっくりさんに出会ったのです。みんなもビックリでおおはしゃぎでしたよ。
ペーパードームの会場には孫少英と言われる方が書かれた、ペーパードーム再建の建築過程の絵が展示してありました。
別のところにはタイル絵が、、、これはどこかで見たことある!
そうそう、高木さんのたかとり救援基地の絵がタイル絵になってるのでした!
他にも、、、ここはカエルの郷でもあるんです。
<写真はクリックすると大きくなります>
<参照>神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001470533.shtml
<参照>朝日新聞
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200809190022.html
<参照>カトリック通信社(UCAN)
http://www.ucanews.com/2008/09/30/christian-leaders-bless-paper-dome-that-signifies-mutual-concern-in-quake-hit-areas/
台湾へ移設されているペーパードームの竣工式が9月20日にあります。その案内が台湾から届きました。言葉は分かりませんが、写真がとてもきれいです。以下のURLをクリックしてください。
新故郷基金会の顔さんから下記のような便りと写真が届きました。。。と実行委員の垂水さんより知らせが入りました。とりあえずみなさんにも転送です。ペーパードームはとても素敵に再生されてますよね。ビックリです。
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目前PD工程已近尾聲
寄上最新照片
請轉給大家
今天天主教台灣區總主教〈第2張照片右1〉
和基督教長老教會台灣區前議長〈第2張照片右2〉
起來PD討論9月20日要舉辦聯合祈福會
細節會在協商
20日以教會的模式慶祝
21日以新故鄉的方式舉辦
大家要不要9月19日就來台灣呢
9月21日的開園活動
等規劃完成我再告知
7月5日在PD廣場
國立台灣交響樂團會在此舉辦演奏會
整個園區是越來越漂亮囉
麻煩告訴神田裕神父
總主教建議外面廣場還是跟在神戶時一樣
有尊耶穌像
教會會負責策劃
19日的祈福會希望神田神父可做簡要的分享
細節協商確定後
我再通知
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現在PD工事は既に最終段階です
最新の写真をお送りします
皆さんに転送お願いします
今日カトリック台湾区総主教(台湾教区司教?)と
キリスト長老教会台湾区前議長が一緒にPDに来られ
9月20日行う聯合祈福会について討論しました
詳細は今後協議しますが
20日は教会の儀式による慶祝
21日は新故郷の方式によっておこないます
皆さん9月19日に台湾へ来られませんか?
9月21日のオープン行事などの企画は
出来次第お知らせします。
7月5日PD広場で
国立台湾交響楽団演奏会を行います
敷地全体もだんだん綺麗になってきましたよ。
神田神父に伝えて欲しいのですが
総主教から外の広場にはやはり神戸と同じように
キリスト像が欲しいという提案がありました
教会が負担してもいいそうです
19日の祈福会には是非神田神父にもご一緒していただきたいとのことです
詳細が決まり次第
再度お知らせします。
ペーパードーム・レター特別号 ←click
1月25日の立柱式は成功でした。
新故郷基金会のホームページをもとにまとめたものをご覧ください。
野田北ふるさとネット
台湾に残ったメンバーはその後も色んな交流会に参加。
その中でも以下のイベントの完成がが楽しみだ。何してるのかな?
実はたかとり教会に飾ってある高木画伯の絵をタイル絵にしてるとこなんです。
ご近所のヨシボンこと高木さんは青池監督のページでも紹介されていますよ。
http://www.h5.dion.ne.jp/~vhanshin/takagi/index5.html
今日はいよいよペーパードームの立柱式です。何やら準備が始まってますよ。
まずは何やら楽器を鳴らしてお祈りらしきものが始まった。
始まったのはいいんだけど、こちらも次のことがあるので静粛には見ることができず写真だけおさめて準備開始!昨日教会で借りてきた祭服と道具をセット。ところが全部一人では持ちきれない。どうしようかなぁと思っていたら、イベント最後の小学生の太鼓の準備をしていた子どもたちがいた。彼らも準備で大変だったのだろうけど、無理やり「手伝ってねぇ」って引っ張り込んじゃった。
子どもたちとはもちろん言葉が通じないけど、通訳の人に頼んで即席で練習。そして、みんなの前で一気に本番!即席に適当(じゃない!)にお祈りをして祝別式が始まった。
子どもたちちゃんと着いてきてくれるかなぁ。
あ~子どもたちありがと~。とてもよかったよぉ。助かったよ。。。というわけで、突然言われた祝別式も子どもたちのお陰でちゃんと済ますことができました。
式で使った聖水はどうしようかと思ったら、浅山会長が自ら、「建物の四隅にまいて置くよ」って言われてそうしてもらいましたよ。写真レポーターはせっちゃんです。
さて、その後は原住民の人たちのお祈りがあったけど、残念ながら写真を取れなかった。そして、引き続きあの子どもたちの太鼓の演奏。。。その音に合わせて、いよいよメインイベント!紙管の柱が丘の上から降りてきた。
さて、最初の一本目を持ってイベント的に立柱式が始まった。私と一緒に柱を担ぐのは、、あっ、昨日の市長さんだぁ。
柱を持ちながらは撮影できなかったのですが、次々と柱が立っていった。
というわけで、まだまだ式典は続くのですが、、、
私は一人早めに帰国しなければならなかったので名残は惜しかったけどペーパードームとさよならすることにした。
ペーパードームの竣工式は9月21日の台湾地震の日です。
南投県埔里(Puli)鎮桃米というところにきている。この辺りは蝶々が一杯でその生態を研究しに多くの人が訪れるらしい。だから結構民宿もたくさんある。私たちはここで泊まったのです。民宿の名前は忘れちゃいましたけど。
さぁ、いよいよペーパードームを見に行くよ。出かける前にオーナーはお茶をご馳走してくれました。私、朝目がまだ覚めていなかったのか、何かボケちゃってモノが二重に写るんです。。首を何回か振ってみたけど二重に写るんです。。。でも、よく見るとそうじゃなくって、、、急須の出口が元々二重だったんです。。。変なのぉ。。でも注ぐのが抜群に早い。なんと合理的?な急須なんでしょう。。。
さぁ、出発、、、un?
あ、天川のお姉さぁん、早く早く、、、
もぉ、そんなとこでエマニエルしてる場合じゃないですよ。
この辺りは檳榔(びんろう)の木が一杯なってます。
この木にドングリのような実がなってそれを食べるんです。食べるというよりしがむんです。台湾ではよくドライバーたちが眠気覚ましにガムのようにして食べるんです。とても人気があるんですけど、どうも発ガン性物質があるとかで少しずつ自粛ムード。この檳榔は道端どこでも売っているのですが、売っているお姉さんたちがそれはそれは下着同然の姿で売ってるんです。あっ、ほらほら、、檳榔を買いに来たおじさんと売ってるお姉さんが、、ほらほら。。あっ、なんだぁ、天川のお姉さんじゃないのぉ。。
さぁて、やっと出発。すぐ近くの小学校の掲示板には明日の立柱式の案内ポスターが貼ってありました。
案内のPDFファイルはこちらです。「PD080125.pdf」をダウンロード
その小学校の中に入ってゆきました。
あっ、、、向こう岸に、、、あっっ!!
あ、あれは、ペーパードームじゃないですか!うわぁ~うわぁ~。。。思わず声を上げてしまいました。まだ柱は立っていないけど、まぎれもなくペーパードームです。感動の再会です。再会を祝してポーズです。
この小学校とペーパードームの間に黒板の樹ってのがありまして、そこから覗くペーパードームもおつなものでした。でも、何で黒板の樹って言うんだろう。ここから黒板を作るんだろうか?ねぇ、神戸黒板の節ちゃん、おせぇて。
いよいよ、川向こうに回ってもっと近くで見るぞぉ。う~~見えてきたぁ。。
これが、全貌だぁ。。1(ワン),2(ツー),3(スリー)。。。
こうやって見てると、「ただいまぁ」って言いたくなってくる。何かたかとりにいてるのと錯覚してしまうよ。
さて、ゆっくり感傷に浸ってる場合じゃない。みんなで明日の準備のために柱を運ばなければ。。さて、どこに、、あったあった。。。
この柱、紙で出来てるからって軽いわけじゃない。思い思いが一杯詰まってるから、重い重い。。ほんまに。。
お~っ、力持ち!と思ったら、、これはサンプルのイベント用でした。。。ちょっとちょっとぉ、チャンバラして遊ばんとってよぉ。。
彼らはほんとの力持ち。明日のイベント用に準備が整いました。
近づいてみると、ほんとに懐かしい。まだ柱は立っていないけど確かにあのペーパードームだぁ。
でもただ一つだけ違うところがあったんです。
そう、なんと、地下室が出来ているのです。ここは事務所やインフォメーションの部屋として使われるそうです。知らぬ間にペーパードームも進化してるんですね。
さて、準備もそこそこに私たちは食事に行くことになりました。なんか豪華なレストランです。そこの個室で皆が来るのを待っていたら、見知らぬ女性たちが次々に入ってきました。えっ、部屋を間違えたのかな、、先方もニコニコしてるし、、もう勝手に座り始めるし、、えっ?コンパニオンの人たち?
と思ったら、、部屋間違えでも、コンパニオンのお姉さんたちでもありませんでした。なんと埔里(Puli)鎮長ご一行様たちでした。つまり、埔里(Puli)の市長さんたちでした。で、どなたが市長さんかっていうと、、この写真の真ん中におられる方です。
そう、女性の市長さんで馬文君という名前です。まだ30代だそうですよ。ビックリしました。聞けば台湾では決して珍しいことではないそうです。
という分けで、一緒に会食となりました。ここで出てきた食材はすべて埔里(Puli)で取れたものらしいです。有名な食材が並んでします。何か分かりますか?味も関西風?でとても美味しかったです。
余談ですが、、
台湾にもカセットのガスコンロがあるのですが、ちょっと日本のとは違っていました。何処が違うって?ほら。。ね。これの方がいいでしょう。外で風が吹いても大丈夫そうですね。キャンプにはもってこいですよ。
食後は、原住民の人たちの住んでいる山の上に行きましたよ。なぜ行くことになったかというと、実は明日の式典で私がお祈りをすることになったのですが、こんなタオルを巻いた兄ちゃんがやってもあかんやろから、ちゃんとした式服と祝福で使う道具を借りたいと言ったのです。そしたら現地の人が原住民の人たちのいる山の上の教会を紹介してくれたんです。で、それは珍しいこととみんなで行くことになりましたのです。行く途中でお茶屋で神父さん(茶色の服を着てる人)と落ち合って教会まで案内してもらいました。
この教会の建物の横には教会が管理している別の建物があって、ここでは住民の人たちに生活のためのお金の貸付をしているそうです。貧しい人たちの生活支援をしているんですね。
そして、ここでみんなで記念撮影をして、道具を借りてと思っていたら、実は道具はここにはなくて埔里(Puli)の町の教会にあるというんです。神父さんだと紹介された人も実は元神父で今は神父をやめて町の議員をしてる人だったのです。えっ、ほなら何でここまで連れて来られたんやろ?わからんです。未だにわからんです。
私たち一行は台湾の人たちにお任せで案内してもらっているのですが、実は今から何を案内されて何が起こるのか分からないんです。突然すべてがその場その場で決まってゆくのです。日本ではあまり考えられないのですが、それが台湾流? まぁ、でも、それも良し。すべては神様におまかせ。。LET IT BEの精神ですね。
というわけで、次に連れてこられたのは、市役所。ここで、先ほど食事で一緒だった市長さんと交流会。。
私は途中で抜け出して、埔里(Puli)のカトリック教会へ。
ここで先ほどの元神父の後輩の神父さんに頼んで道具を借りることとなりました。この神父さんは神父になって15年。でも私と同い年でした。私は神父になって20年だから、ここの神父さんは神父になる前に5年ほど働いてはったのかなと聞いたら、5年間は兵役だったそうです。そっかぁ、国が代われば事情も違うんだなと実感したしだいです。
夜はまちづくり関係者たち百数十人が台湾中から集まり、そこで話をすることになりました。明日はいよいよペーパードームの立柱式です。
<写真はクリックすると大きくなります>
2年半ぶりに彼女に会いに台湾に行きました。。。彼女って、、ははぁ、ペーパードームですよん。2005年6月23日に神戸港を出て台湾に行ったペーパードーム。どんなになったのか楽しみぃ。。ドキドキ。。。キャセイ航空の飛行機に乗り、現地時間13時15分に台北に到着。。出迎えてもらって車で一路台中へ。。。でも、今日はまだ彼女には会えないんだぁ。。台湾に被災地のど真ん中に来たよ。まず最初に行ったのが、「921地震教育園区」というところ。
淡路の北淡町に野島断層が保存されている「北淡震災記念公園」があるけど、そこと同じものが台湾にもあるんです。ただ、、、、、
ただ、、、、、、
規模が、、、
違うううんですぅ。。。
これは1階、2階、3階が一つにサンドイッチになったところ、、、こんなとこに挟まれたら痛い!!どころじゃないです。
神戸の私たちにはこの光景は見慣れた光景です。。。町中がこんなでした。。でも、今はもう目にすることはないです。でも、ここは、そのままを残してあるのです。言葉で語るよりもそのままが語る迫力は全然違う!
実は、ここは元々小学校があったのでした。その小学校のグランドのど真ん中に断層が走りこんなにもなってしまったのでした。
断層の段差はこの写真でよく分かります。緑の低木は同じラインだったのです。それが段違いになっちゃって。。。
教室もそのまま残してあります。
地震が起こる仕組みをちゃんと学習も出来るんです。
この部屋では台湾地震の時と同じ揺れを体験できるんです。神戸よりも揺れは長かったようです。
ここは、地震で潰れた建物の中に閉じ込められた状態を体験できるんです。
誰が無理やり入れられてるの~~。。。
震災の出来事を忘れないように、、、
震災からいっぱい学んだものを忘れないように、、、
きっと台湾の被災地の人たちも大変やったけど、人の温かさに触れ、
「人間捨てたもんやないでぇ」って思ってはると思うよ。
夜は神戸からの8人と台湾の人たちと夕食で交流会。ここの学生たちは明日のペーパードームの立柱で活躍してくれるそうです。
明日はいよいよペーパードームとの再会だなぁ。。。
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台湾・神戸まちづくり情報誌第5号 ←click
今回の内容は、コミュニティビジネスに関連した二つの話題です。
●台湾側は、被災した原住民集落「達観」でコミュニティビジネスをめざす取り組みです。中心人物の阿豪は以前の市民交流会で神戸へ来たメンバーの一人です。
●日本側は、TCCのメンバーでフェアトレードを通しコミュニティビジネスに係る「アジア女性自立プロジェクト」です。
なお、遅れていたペーパードームの工事も進捗し、来年1月25日立柱式(上棟式)が行われることになり、神戸から8名が参加の予定です。
野田北ふるさとネット